マネジメント能力も必要? | 30代の中途採用
組織に必要な能力は、日常の仕事で成果を出すと同時に、所属する部全体の結果を上げることです。
少なくとも、これまでは、そうでした。
組織というのは、定型の仕事を、それぞれが業務分担することで、効率的にこなして成果を上げてきました。
大企業というのは、その典型です。
仕事がたくさんあることが前提で、よく歯車の一部と表現されますが、たくさんの歯車によって成り立っています。
そのために、歯車同士をしっかりと調整しないと、全体の歯車が回らなくなって、逆に非効率になってしまいます。
そのため、マネジメントが重要になってきます。
ただ、これからの時代は、変化が早く、非定型の仕事が多くなっています。
グローバル化で新興国が急速に追い上げているので、10年も同じ仕事をしていたら、おそらく、陳腐化して競争力がなくなるでしょう。
そのため、個の力が重要になります。
個が全体の中の自分の役割を常に理解しながら自律的に仕事をしていかないと、一箇所でマネジメントすることで、逆に変化に対応できなくなっていきます。
これの典型が、大企業病です。
最近の傾向として、変化に対応するために、ピラミッド組織からフラット組織に移っています。
それを可能にしているのが、IT技術です。
メールや電子掲示板を使って情報を共有することで、情報伝達のためのマネージャーの役割が不要になっています。
仕事のやり方も、自律分散型社会に移ってきています。