プロフィール
はじめました。中途太郎(仮名)と申します。
私は、これまで、数々の転職で成功してきております。
全て、自分が希望したところであり、ハードルも高いところです。
初めに転職したのは、20代の後半で、ちょうど会社に勤めて5年を過ぎた頃です。
転職活動は、1年ぐらいはしていました。
会社自体は、急成長した世界的企業で、当時社歴が20年なかった会社ですが、世間に比べると給料がかなり良かったです。
独身だったのもあり、お金は気にせず使うぐらいありましたが、仕事は単調でとてもハードでした。
ある商品の開発をしていたのですが、しかし、技術者である私には、スキルアップできる環境ではなかったので、ストレスが溜まっていました。
もっと技術的レベルを高めたい、もっと自分の可能性に挑戦したい、という想いから、転職を決断しました。
転職先は、同業ではありませんが、業界的には近いところで、こちらは、関西系の歴史のある企業で、あこがれていた会社です。
勤務先は関東で、某研究所でした。
ここでは、要素技術の研究から商品化までの開発に従事し、実際にお客さんにテスト導入してサポートまでを担当しました。
商品開発以外にも、いろいろな経験をさせてもらいました。
研究者が主体で開発され、お客様のニーズよりもシーズをベースにした商品だったので、売れるはずもありませんでした。
私以外に商品開発を経験した人がおらず、私の意見など通るはずもありません。
そこでは、自分の意見が通らず、売れない商品にだらだら関わっていたので、ストレスが溜まっていきました。
やりがいを求めて転職したのに、自分の思うこともできず、妥協しながら仕事していることに限界を感じて、さらなる転職を決断しました。
次の転職先も、これまでの同業ではなく、類似した業界のところで、こちらも、関東系の歴史がある企業ですが、小さな市場で業界トップの会社です。
こちらでは、商品開発を行っていました。
私の肌には、研究よりも商品開発のような泥臭い仕事のほうが、性に合っているようです。
頭の中で理屈をこねくるよりも、実際にモノを動かしながら商品を作り上げていくことに喜びを感じています。
この会社は、寡占化した市場で業界トップであるがゆえに、どの様商売をしており、世の中の変化にほとんどついていけていませんでした。
計画は100%守られず、計画に比べて2倍、3倍に伸びるのが常習化しており、誰も、その事に疑問を感じていなかったです。
というか、疑問を感じても仕方がない、という風潮になっていました。
外から見れば、だらだら適当に仕事している会社に見えたと思います。
今のところ安泰ですが、一部の商品に依存してこれまでやってきており、カンパニー性のように、部門毎に厳格な独立採算が行われておらず、赤字を垂れ流していながら、平気な顔をしている部門も多くありました。
これが現実です。
中途採用先を選ぶ時は、表面的な部分だけ見ていると、あまり良い結果になりません。
大企業だからとか、業界トップだから、とかではなく、自分が何をやりたいのか、自分がどうなりたいのか、自己分析して、自分自身をより深く知ることが大切です。
今になって思えば、職場に満足できるかどうかは、自分の心の問題であり、逆に言えば、どんな環境でも、自分の心を変えることで、満足することもできます。
どんな職場に移っても、人間関係の問題はつきまとい、一人で仕事する以外に、逃れることはできません。
一人で仕事をするにしても、お客さんがいなければお金がもらえませんから、絶対に人間関係は存在します。
ただ、環境を変えることは、人生において、いろいろな気づきを与えてくれることも事実です。
というのは、環境を変えないと、今の環境を客観的に見ることができないからです。
地球に住んでいる人が地球が回っていることに気づけなかったことと同じで、視点を変えないと、気づけないことがたくさんあります。
「人生の価値は経験」だ、という人もいます。
つまり、いろいろ経験をした人でなければ、本を読んだだけでは感じられないことがたくさんあるわけです。
お金持ちになりたいのも、「お金持ちになった経験」が欲しいのです。
私は、「人生の価値は経験」という言葉は、正しいと思います。
ずっと同じ会社に勤続し、その会社に骨の髄まで浸り、仕事にのめり込むことで、仕事について深く経験する選択もあります。
会社以外の趣味に生きがいを持ち、趣味の経験をする選択もあります。
そして、自分の可能性を信じ、新たな職場に移ることで、自分の本当にやりたかった事を実現する選択もあります。
私は、転職する人を応援します。
失敗するかもしれませんが、失敗は成功の元です。
成功者は、見えないところでたくさんの失敗を積み重ねていることを知って下さい。
あの発明王エジソンは、電球を発明するまでに1万回失敗したそうです。
失敗するから、成功に近づくことがきるのです。